若手弁護士の将来を考える会

2009/9/1 歴史的政変

皆様ご存知のとおり,民主党が衆議院480議席中,実に308議席を獲得,圧倒的過半数を以って政権交代を成し遂げる結果となりました。

55年体制以降,ほとんどに於いて政権与党として君臨してきた自民党が事実上終焉を迎えたと言ってもよいほどの劇的な結果ではありますが,これは偏に官僚主導型政治がもたらした様々な弊害に起因する閉塞感の蓄積と一筋の光明さえ見出せない将来に対する不安が今回マグマとなって大噴出したものと考えられるのではないでしょうか。

すでに国民の政治不信は,そう簡単には払拭できないところまできておりますし,これからの政権を担う民主党に対してもマニフェストをどこまで完遂できるものか,そのチェックの目は当然厳しいものとなるはずです。

まずはお手並み拝見という事で,民主党の皆様方には,決して民主党が選択されたわけではなく,削除的に考えていった結果の帰着に過ぎないことを肝に銘じていただき,奢ることなく頑張っていただきたいと思います。

翻って弁護士の世界はと言いますと,法科大学院が一人悪者状態で増員問題も表向きは沈静状態にありますが,その実なんの解決にも到っていないのが現状で,事実62期生の就職状況も惨憺たる状況にある事は隠しようもございません。

需要と供給のバランスからいっても,毎年2000人からの弁護士が輩出され続ける現状では,競争原理のもと,単に就職難に留まらず既存弁護士の淘汰にも拍車がかかることは必至ですし,その際の閉塞感たるや如何なものかは想像に難くありません。

来るべき時には,膨らみ続ける閉塞感の打破を旗頭に若手弁護士が中心となって今回の政権交代劇のような弁護士会の劇的大変革が行われることとなるのかどうかは非常に興味の湧くところでございます。

何れにせよ「若手弁護士の将来を考える会」としましても,風を読むことの重要性を改めて考えさせられた今回の劇場型選挙第二幕でありました。

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